9月30日（木）とうおん出前講座「耕作放棄地の現状」

　本日、午後１時半から、東温市南方にある川上教会で、とうおん出前講座「東温市の耕作放棄地の現状と対策について」がありました。私も一員である「東温市食と農と環境を考える会」が主催で、市に申し込みをして実現しました。

　当日は、東温市の関係職員の方が２名（東温市農業委員会・農林振興課）が来てくださいました。出席者は９名でした。30分弱、お話をしていただいて、後は質疑応答の時間となりました。多くの質問や提案が出されました。終了したのは、午後３時半でした。

　農林業センサスによると、東温市の耕作放棄地の面積は、2000年が98ha、2010年が113ha、2015年が131haとなっています。どんどん増えているのが分かります。今回、実際に農業をしていらっしゃる方も複数名参加してくださいました。やはり、一番話題になったのは、「農地の出し手と受け手のマッチング」です。そのマッチングの仕組みが十分にできていないと感じました。喫緊の課題は、その仕組み作りです。

　農業委員会、農林振興課、農地中間管理機構、農協等などの組織の連携が必要になってきますが、これが容易ではありません。私は、農林振興課の積極的な関与を求めました。現状の施策のままでは、耕作放棄地は増える一方でしょう。

　「食の安全保障」と言われることもあります。これからも、食の自給自足（食料自給率の向上）、地産地消、ひいては有機農業の推進を求めていきます。