8月4日(水)自然農でイネを育てる
- yujiwatanabejimsho
- 2021年8月4日
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私は「東温市の食と農と環境を考える会」のメンバーの一人です。化学肥料や農薬を使わないで、安全で安心して食べられる農産物の生産をする農家がどんどん増えてほしいと思っています。東温市では、まだまだそのような農家は少ないのが現状です。また、行政としても、いわゆる「有機農業」や「自然農法」を推進しているとは言えません。
やはりがモデルが必要なのだと思っています。農業関係者の方々に理解を得るための努力をしていきたいと思います。それで、今日は、自然農法でイネを育てている農家の方のお話を聞きに行きました。田んぼも見せていただきました。場所は、松山市久米窪田。
自然農法を進めようとするときの一番の問題は、手間がかかるということです。特に除草です。驚いたことに、この方は除草に手間をかけていませんでした。除草をするのは、何とジャンボタニシでした。水の量を適度に調節して、ジャンボタニシが活動しやすい状態を保つことで、草をことごとく食べてくれるのだそうです。イネの苗は、ある程度育ったものを植えるそうです。確かに、たくさんのジャンボタニシがいました。
慣行農業では、除草剤を播いています。そうしないと、あっという間に草が生えてくるからです。自然農法(有機農業)における除草の手間という一番大きな問題を解決するために、「ジャンボタニシ除草法」を使っていました。これは画期的な方法です。
化学肥料も使っていないので、さすがに収量は慣行農業よりも2割程度少ないようです。ですが、農薬を使わなくても、草が生えることがなく、イネが順調に育っていました。販売価格が多少高くなることもあり、ある程度の広さの田を確保することで、十分経営していけるそうです。味はいいとのこと。もちろん、安全で、安心して食べられます。
イネでもうけることができるということが分かりました。

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