4月28日(水)有機農業者訪問:取材
- yujiwatanabejimsho
- 2021年4月29日
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私は、東温市において、有機農業を推進したいと思っています。「東温市の食と農と環境を考える会」の一員でもあります。今、推進の方向性を模索しています。
昨日は、「有機菜園 藤田家族」のご主人、藤田さんにお会いしました。サラリーマンを辞められ、2006年から愛媛県西条市で有機農業を始められたそうです。契約している方に「野菜セット」を送ったり、スーパーや直売所に出荷したりしているということでした。
ズッキーニが大きな花をつけていました。このズッキーニは、ゆうき生協にも出荷しているそうです。レタスも生産されていました。形や色が様々で、こんなにも種類があるのかと驚きました。他にもたくさん!少量多品目の野菜が育てられていました。
畑を見学した後、ご自宅にお邪魔しました。コロナ禍ということもあり、庭でお話を聞きました。
やはり、有機農業で苦労されるのは、除草・害虫防除。そして、販路の拡大。
藤田さんのお話で特に印象に残っているのは、「(有機農業には)確立されたノウハウがない」という言葉です。
野菜を育てるためには、土地の状態(土づくり)、気候、作物そのものの特質など、様々な要素が絡みます。「留意すること」がとても多いと言えるでしょう。
安定的に出荷するためには、一定程度の収穫量が求められます。農薬や化学肥料を使わないで、それらの条件を乗り越える必要があります。なかなか大変です。
それから、帰りに、藤田さんが出荷しているという「いとまちマルシェ」に寄りました。広い敷地の中に、直売所やレストランがありました。藤田さんの育てた野菜も確かにありました。しっかり「有機」と記した手作りの表示がありました。
将来的に、消費者意識が大きく変化し、少し高いけれども有機食材を求める人が増えれば、状況は変わると思います。行政の立場からできることもあります。私も議会で一般質問等を通して発信していきたいと思っています。


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