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2025年5月3日(土・祝)5・3愛媛憲法集会 参加

  • yujiwatanabejimsho
  • 5月3日
  • 読了時間: 2分

 今日は、5月3日、憲法記念日です。1946年に11月3日に公布された日本国憲法は、翌1947年の5月3日に施行されました。それを記念して、今年も憲法集会が開催されました。

 会場は、松山市民会館大ホールでした。主催者発表で、約800人が集まりました。集会のスローガンは「活かそう! まもろう! 日本国憲法!」です。私にとっては、日本国憲法の価値を再認識する機会となりました。戦争放棄を掲げる憲法9条はもちろんのこと、個人の人権の尊重を規定する13条、生存権の保障を謳う25条など、重要な条文がいくつもあります。いつも頭に置いておきたいと思っています。

 記念講演がありました。講師は、元文部科学事務次官の前川喜平さん。演題は「本当の『坂の上の雲』とは?」でした。前川さんは、司馬遼太郎の「坂の上の雲」は、近代国家(帝国主義国家)に向かう明治時代を必要以上に美化していると指摘していました。その考えに問題ありと断言されました。明治時代を覆った思想の背景には、吉田松陰の「一君万民」(一人の君主にのみ権威があり、君主を除く人々はみな平等であるという主義主張のこと)の考えがあり、1894年の日清戦争、1904年の日露戦争につながります。そして、それが満州事変、日中戦争、太平洋戦争へと向かう結果になっていると。明治から昭和(~敗戦)まで、対外侵略を肯定する帝国主義が連綿と続いた-。

 それでは、前川さんの考える「本当の『坂の上の雲』」とは?前川さんは、目標とすべき思想は、「永遠の平和」だと言われました。「力の支配から、法の支配へ」に向かうべきであり、教育によって、そのような「理性」を育てることが重要であると話されました。やはり、教育に帰結するということです。

 印象に残っているのは、「本来『積極的平和』とは、貧困や抑圧、構造的な暴力のない社会の実現を目指すことである」という言葉でした。この「積極的平和」を実現しようとして行動したのが、中村哲さんと緒方貞子さんであると言われました。お二人の考えていたこと、実践されたことを改めて調べ直そうと思いました。

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と思いました。

 
 
 

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