2025年1月16日(木)国登録有形文化財「宮内家住宅」訪問
- yujiwatanabejimsho
- 4月25日
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現在、「坂本家住宅を守る会」を有志で立ち上げ、東温市にある貴重な古民家を保存する活動をしています。この日は、伊予市灘町にある古民家・宮内家住宅を訪問しました。一般社団法人・まちの縁側『ミュゼ灘屋』が中心となって、建物の保存と活用を行っています。私たちの今後の活動の参考になると思い、現地に赴きました。
宮内家住宅の主屋は、江戸時代、元文3年(1738)に建てられており、屋根には象徴的な破風と鬼瓦があり、家紋の入った瓦・うだつ・虫籠窓、店の大戸や出格子が特徴的です。文化5年(1808)7月29日、伊能忠敬測量隊が上灘村から大雨のなか灘町に着き、本陣・宮内小三郎家に投宿したということです。(※チラシの記述を参照しました。)
敷地全体を見せていただきました。それぞれにかつての生活の歴史が詰まっており、興味深いお話を聞くことができました。
何より、建物の保存のために、いかに活用するかを重視されていることが分かりました。この宮内家住宅では、人と人、人と地域とをつなぐコミュニティスペースとして、企画展やセミナー、ミニコンサートなどを実施していました。また、文化協会メセナ・移住サポート・景観まちづくり・建築専門集団などの協働オフィスとして、市民活動「応援隊」やプラットフォームの役割も担っているということでした。とても感心しました。
午後には「環(わ)のひろば ゆたか庵」(松山市土居町)を訪れました。この古民家では、広く地域住民に利用していただく仕組みができていました。今回学んだことを、今後の私たちの取り組みに活かしていきたいと思います。
写真は、宮内家住宅の正面です。

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