2024年6月11日(火) 内子町森林組合 小田支所 訪問
- yujiwatanabejimsho
- 2024年6月12日
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内子町森林組合小田支所を訪問し、代表理事専務の大鍋さん(写真)にお話を聞くことができました。きっかけは、内子町のバイオマス発電所を見学したいと思って、ネットで調べて見学募集をしている運営会社に連絡をしたことでした。その際、「すでに募集はしていない。バイオマス発電所のことなら、森林組合の大鍋さんに話を聞いてはどうか」と助言をしていただきました。それで、森林組合に連絡し、大鍋さんのご都合を確認して、お会いする約束をしていました。
午前10時からプレゼンなども使って説明をしていただきました。内子町森林組合では、「持続可能な森林経営」を掲げられています。「内子町森林組合だより」(2024年5月発行)には、「健全経営はもとより『日本一の森林組合である』との矜持を保ちつつ、『人づくり』と『森づくり』で内子町に貢献する」という趣旨の内容が書かれていました。それを読んだときには、思わず「う~ん」とうなりました。これなんです!、経営というのは(偉そうに・・・)。大きな成果を上げている事業者は、必ず言っていいくらい人づくりとまちづくりを同時に考えています。
大鍋さんのお話を聞きながら、正に圧倒されました。持続可能であるためには、林業従事者を増やさないといけません。林業従事者を増やすためには、収入を確保しないといけません。新たな販路を開拓しなければなりません。そして、林業に関心を持ってもらうためには、「林業とは?」を伝えなければなりません。様々な方法で「森の見える化」を推し進めています。すべて実行されているのです。
業績(年別取扱量)が急カーブを描いて上昇しています。やるべきこと、できることをすべてやっていると言っていいでしょう。それに加えて、木材ペレット製造工場とバイオマス発電所が併設されています。木材を無駄なく利用する仕組みが見事にできあがっています。
当初、「バイオマス発電所を東温市に」などと考えて、その実現の可能性を確かめるつもりで伺いました。内子森林組合に隣接するバイオマス発電所の存在は、端材を無駄にしないという点において、非常に重要ではあります。でも、思い違いをしていたことに気付きました。バイオマス発電所が内子町にできたのは、たまたまではないことが分かりました。内子森林組合があるから、そこにバイオマス発電所がやってきたのです。発電のための素材の提供を確実に行うことができる力があると認めたのです。う~ん。
今年(2024年)の8月24日(土)・25日(日)に、ソルファオダスキーゲレンデで「ワンツーツリーフォレスト!2024」が開催されます。入場料は、500円(3歳以下は無料)です。林業体験が楽しめる林業学習型イベントだそうです。「林業機械展」や「ゆるキャラグランプリ」も同時開催されるとのこと。是非、訪れたいと思っています。

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