12月23日:12月定例会・本会議(最終日)
- yujiwatanabejimsho
- 2020年12月26日
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今日が東温市議会、12月議会の最終日です。これまで、本会議での「一般質問」・「質疑」、あるいは委員会(分科会)での「予算審査」で発言しました。本日の本会議では、提出されているすべての議案について、表決が行われます。
私は、「少人数学級実現を」求める請願について、文教市民福祉委員会の「趣旨採択」に反対し、本会議において「採択」を求め、討論(意見発表)を行いました。主な内容(要約)は、以下の通りです。
「子どもの権利条約」の第3条には、「子どもに関することを行う場合は、子どもにとって最もよいことを第一とする」とある。
少人数学級を求める本請願は、子どもが学校でどのように教育を受けられるようにすべきかを問うもので、先の「子どもの権利条約」を踏まえて、その是非を判断すべきである。
文教市民福祉委員会においては、「趣旨採択」とされた。「趣旨には賛同できるが採択はしない」ということである。
少人数学級を実現し、教員の負担を減らすことで、子どもと向き合う時間を増やすことは喫緊の課題であり、本会議において積極的に採択することを求める。
以上です。
私自身の体験を踏まえ、強く訴えましたが、結果は変わりませんでした。すべて原案通り採択となりました。
ただ、今回の本会議では、以下の「附帯決議」が全会一致で可決しました。画期的な決議だと思います。以下、全文を紹介します。
【議案第74号 令和2年度 東温市一般会計補正予算(第8号)に対する附帯決議】
小学校施設大規模改修事業(北吉井小学校教室及び給食配膳室増改築工事実施設計委託料の増額)については、志津川南地区への転入による児童数の更なる増加等により、令和2年度当初予算編成時の想定より教室が不足する見込みとして、更に教室を増やすための業務委託料の増額が補正予算として計上されたところである。
児童増加への対応として早期に取り組むべきものであり、業務委託料の増額は必要と考えるが、執行者から示された教室の増改築案については、日照や採光、増築による新たな死角の発生による見通しの面など、児童の健康・安全に対する配慮が十分検討されておらず、現計画案のままで事業を進めていくことには問題があるものと考えられる。
よって、補正予算の執行においては、下記の事項について特段の配慮をすべきである。
記
1 児童の学習及び生活の場として、また、教職員の働く場として、日照、採光、通風等に配慮した良好な環境を確保するとともに、障害のある児童にも配慮しつつ、十分な防災性、防犯性など安全性を備えた安心感のある施設環境の形成に努めるものとし、現計画案を見直すこと。
2 この決議に関する事後の状況、対応等を議会に報告すること。
以上決議する。
子どものことを第一に考えると非常に重要な決議だと思います。日々、そこで生活する子どもや教職員の健康・安全は、何より重要視されるべきでしょう。
市民の負託を受けた議員として、今後とも「市民目線」・「利用者目線」で考え、行動していきたいと思います。
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