12月17日:文教市民福祉委員会
- yujiwatanabejimsho
- 2020年12月26日
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所属している文教市民福祉委員会がありました。本委員会では、大きく3点について発言しました。
① 補正予算に計上している「新型コロナウイルスワクチン接種体制確保事業」789万円についてです。
すべて国庫支出金で賄われます。主に質問をしたのは、ワクチン接種の体制づくりです。ワクチンの接種を円滑に進めようと思えば、コーディネーターの役目を果たす人(組織)が必要になってきます。市民への周知はもとより、医師会、近隣自治体、医療機関、健診機関等との連携が必要です。
接種会場の確保、ワクチンの保存、在庫や供給量の確認、接種可能人数の調整など、実際にワクチン接種を始めようとすると、準備・運営上の課題がたくさんあります。
今後、市民福祉課が中心となって、体制を整えるということです。
② 補正予算案に計上している「北吉井小学校の増築工事に伴う実施設計委託料」321万円についてです。
教育委員会が議会に提出した設計案では、終日日光が当たらない教室ができたり、職員室から目が届きにくい死角が増えたりするなどの大きな問題がありました。
「小学校設置基準」(文科省令)の「第7条 小学校の施設及び設備は、指導上、保健衛生上、安全上及び管理上適切なものでなければならない」と照らしても問題があります。また、「小学校施設整備指針」に示されている「教室は、・・・日照、採光、通風等の良好な環境条件を確保することのできる方位及び位置に設定することが重要である」や「建物等を増築する場合には、新たな死角となる場所をつくらない」に抵触することなどを指摘しました。
委員会として、「附帯決議」とし、教育委員会に再考を促すことになりました。
③ 「国の責任で、少人数学級を実現させ、ゆきとどいた教育・安心安全の教育環境実現を目指す意見書の採択を求める請願」について、紹介議員として、少人数学級の必要性を訴えました。
コロナ禍により学級が少人数であることの意義を再認識されたこと、少人数にして事務処理の時間を短縮することで子どもと向き合う時間を増やす必要があること、少人数学級にすることにより教員を増やして一人の校務負担を減らす必要があることなどを自分の経験を基に話しました。
先日、政府が、1学級の定数について、小学1年生のみを35人(それ以上の学年は40人)としているところを来年度以降、小学校2~6年生までを段階的に35人にすることを発表しました。そのことを受けて(政府も少人数学級を進めようとしている・・・)、結局、本委員会としては「趣旨採択」(趣旨には賛同するが採択はしない)という決定になりました。
※ 国に補聴器購入時の助成を求める請願についても、紹介議員として、賛成意見を述べましたが「不採択」となりました。
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